Case #9

ここからはじまる

「結婚をしても、結婚式はしない」という選択肢がごく当たり前になってきました。しかし、数々の結婚式を見てきた私は、結婚式にはこれから夫婦として歩んでいくおふたりにとって大きな意味があるものだと思っています。

こちらのおふたりからも、その意味を教えていただきました。

心優しい新郎さまと明るく聡明な新婦さまで、おふたりに関することは新婦さまが旗振り役となってお決めになっていました。

結婚式について、当初新郎さまは「しなくてもいいんじゃない?」とおっしゃっていたそうですが、新婦さまのたってのご希望で行なうことに。

神前式のあと、ホテルの会場へ場所を移してご披露宴パーティーを行いました。

ホテル側のスタッフさんと入念に打ち合わせし、新婦さまのお好きな雰囲気にコーディネート。普段の会場とは異なる雰囲気になり、ホテル側のスタッフさんも大変驚かれていました。

 

 

余興では新婦さまのお好きなアーティストの曲をご友人さまに唄っていただきましたが、途中から新郎さまに唄っていただくというサプライズを演出。

そういったことをされるタイプではなかったので、新婦さまは驚きながらもすごく嬉しそうでした。

ゲストのみなさまに祝福され、とてもお幸せそうに笑顔が輝いていらっしゃったおふたり。

 

後日、新婦さまが「結婚式をして良かったと思うことは、主人が変化したことです」と嬉しそうに教えてくださいました。

これまでは新婦さまが新郎さまをリードする場面が多かったそうですが、結婚式の直後から新郎さまの心境に変化があり、これからのおふたりの人生について新郎さまの方からしっかりとしたお話があったそうです。

 

嬉しそうな表情のご家族、ご自身のために集まってくださった大勢のゲスト、そして、とびきりの笑顔や感動の涙を浮かべているパートナー…そうした結婚式の光景には、ご本人しか実感できないふしぎなチカラがあります。きっと新郎さまの心にも、結婚式のふしぎなチカラが響いたのだと思います。

結婚式ははじまりのセレモニー。おふたりの日々は、ここからもっともっと輝いていきます。