Case #16

ふたりらしく高知らしく

こちらは関西にお住まいのおふたり。

ご家族やご友人がいらっしゃる高知で結婚式を挙げたいということでご相談いただきました。

新婦さまは、結婚式でしたいことのイメージは明確にお持ちでしたが、ほんの少しだけ人見知り。

結婚式はいろいろな業者の方々を交えてつくりあげていくものなので、思い描くイメージを繊細なニュアンスまで共有できるよう、プランナーとしてこだわりました。

高砂はナチュラルガーデンをイメージ。

甘い雰囲気になりがちですが、グリーンをベースにしたアーチに白い小花や布をプラスしてシンプルにコーディネートしています。

また、シンプルがゆえに小物によって雰囲気が左右されますので、うしろに飾っている籠はサイズ感も含めてこだわってセレクトしました。

会場内では、高砂に向かってバージンロードを敷いています。披露宴会場ではめずらしい演出です。

おふたりが、より一層引き立って見えます。

テーブルのお花はボルドーをアクセントカラーにしました。上品な華やかさを感じられるお色です。

とてもおしゃれな雰囲気の会場にまとまりましたが、おふたりには他にもこだわりがありました。

それは「高知らしいおもてなし」です。

ご家族やご友人は高知の方が多かったのですが、お仕事関係のゲストは県外の方が多かったのです。

「せっかくだから高知を感じてもらいたい」というおふたりからのご希望もあり、随所に高知らしさを取り入れました。

コロナ禍のときでしたので、ゲストのテーブルには「高知家」のロゴマーク入りケースのマスクをご用意。

そして、高知といえば “お酒” です。

お酒がお好きなゲストが多かったので、地酒の鏡開きをおこないました。

地酒は、おふたりからゲストに振る舞っていただきました。

ほどよくお酒もすすんで、県外からのゲストのみなさまに高知らしい結婚式の雰囲気をお楽しみいただけたのではないかと思います。

新婦さまが選んだドレスもすてきで、おふたりのセンスの良さが空間を彩っていたように思います。

そのなかで、高知らしい演出で和やかな雰囲気となり、おふたりとゲストのみなさまの距離が近かったのも見ていてほっこりしました。

また、ウエルカムボードやご両親へのプレゼントも手作りされていて、また、私にも手作りのマグカップをプレゼントしてくださり、おふたりのお気持ちをしっかり感じ取れる結婚式だったと思います。

いただいたマグカップは、大切な宝物です。