結婚式で「したいこと」のイメージを明確にお持ちだったおふたり。
そのイメージをきちんとカタチにできるよう、おふたりと、そしてそのご家族さまとも力をあわせてつくりあげた結婚式です。
まずはチャペルで挙式。
ゲストのみなさまにあたたかく見守っていただきながら人前式をおこないました。
厳かな雰囲気のなかで印象的だったのは、新婦さまとご家族さまの何気ないやりとり。
のちのち写真を見返したときにこうしたシーンは素敵な思い出となるので、大切にしていきたいと思っています。
続いてはご披露宴。新婦さまの弟さんが木をテーマにした創作活動をおこなっていることから、木々をふんだんに取り入れた会場にしたいというリクエストをいただきました。
弟さんが山から伐り出してきたたくさんの木や落ち葉を会場に運び入れて高砂をコーディネート。現代的なデザインの会場がまるで森のなかのような印象となり、非日常的な雰囲気が漂っていました。
会場入り口前のウエルカムスペースも同じようにコーディネートしています。
高砂にもいえることですが、強いインパクトがある木に対して、絶妙なバランスで飾ったイエロー系の花やグリーンが華やかさをプラスしてくれています。弟さんとお花屋さんの共同作業の賜物です。
会場の雰囲気にゲストさまが驚くなか、ご披露宴はスタート。鏡開きやおふたりへのプレゼントなど、ゲストのみなさんも一緒に盛り上がりながら楽しく進行していきました。
新婦さまのお色直しのご退場は、2人の弟さんとご一緒に。
大人になると、きょうだいと腕をくんで歩くことって、なくなってしまいますよね。結婚式ならではのしあわせな光景だなと思います。
お色直し後は白のドレスで。
髪には本物のかすみ草を飾っています。会場装飾の木々とマッチして、新婦さまの愛らしさを引き立てています。
ケーキセレモニーでは、切り株を見立ててデザインされたケーキをご用意。こちらも高砂にある木々との一体感をイメージしています。
世界観をきちんとつくりあげることで、その光景はこのさき時間が経っても鮮やかに思い出せるものとなるはずです。
おふたりはもちろん、ご家族も会場準備に積極的に関わっていただいた結婚式でした。
結婚式はおふたりがご家族へ感謝を伝える場ですが、それだけにとどまらず、一緒になって考えたり動いたり、子どもの頃のように無邪気に笑い合ったりできる場でもあると思います。
そこから家族のつながりを再確認でき、新しい感謝が生まれていく・・・結婚式はまさに、“家族の新たなスタート地点”ですね。