理想の会場がなかなか見つからないまま、ご入籍から1年が経過。おふたりは「結婚式はしない」と考えていましたが、ご家族からのすすめもあってご相談にいらっしゃいました。
ご準備にかけた時間は約1年。お打ち合わせ以外でもおふたりと一緒に食事へ行ったり、ご新婦さまと一緒にクラフトマーケット「village」へも行きました。同じ時間を共有するなかで、おふたりの人柄や個性、好きなもの、似合うものを感じ取ることができました。
当初はガーデンウエディングをご希望されていましたが、ゲストのなかにはご高齢の方もいらっしゃったので、屋内での式をご提案。ガーデンの雰囲気を楽しめるよう、グリーンをふんだんにつかい、「森」をイメージした会場装飾にしました。
おふたりが式で使いたいとおっしゃった切り株はウエディングケーキの台座に。ケーキを作る方やお花屋さんにも切り株を見ていただいて、イメージを一つにまとめていきました。
式のなかで特に印象に残っているのは、新婦のお祖父さまからご新郎さまへのループタイの贈呈です。ずっとご新郎さまが欲しがっていたものだそうで、「永く大切に使ってもらえるなら」と譲り受けました。ご家族からご家族へ繋がっていく・・・そんな場面をゲストのみなさまも微笑ましく見守られていました。
式の最後、おふたりから「結婚式をしてほんとうに良かったです。これから二人で家族を創っていく自信に繋がりました」とおっしゃっていただき、私もとても嬉しかったです。おふたりらしい素敵な結婚式を創られたように、おふたりらしい素敵なご家庭を築かれるんだろうなと思います。