Case #4

家族の時間

結婚式はせずに、お写真だけ撮るご予定だったおふたり。「でも、せっかく着物を着るなら挙式 も…。挙式をするなら、その後、家族で食事もした方がいいんじゃない?」そうお考えになり、ご家族だけの結婚式をご相談にいらっしゃいました。

挙式は神前式をご希望されていましたので、由緒ある神社をご紹介させていただきました。

結婚式の会場は貸切ができるお店を探し、高知市内にあるダイニングレストランにお願いしました。お店のオーナーさんにとって初めてのウエディングパーティーでしたので、しっかり打ち合わせを重ねてこの日を迎えました。

両家のご家族さまがそろい、結婚式がスタート。「一生に一度のことなので」と、お店のオーナーさまも腕をふるってくださり、とてもおいしいお料理を作ってくださいました。

「家族だけの式なので、盛り上がらないのでは…」とおふたりが悩まれていたケーキセレモニー。でも、実際におこなうとおふたりもご家族さまも、嬉しさと感動が込み上げていらっしゃるようでした。 また、最初は気恥ずかしいと感じられていた感謝のお手紙も、とても感動的な場面となりました。ご家族だけの式だからこそ、伝えられる言葉があると思います。他にも引き出物などもきちんとご準備しましたが、おふたりから「どれもやって良かった」とおっしゃっていただけました。

式の最後、ご予定にはなかったご新郎お父さまの歌の披露がありました。そういうことをされるタイプではなかったようで、ご新郎さまは大変驚かれていましたが、きっと一生に一度の時間だからこそ贈りたい歌があったのだと思います。

結婚式は終わっても家族の時間はこれからも続いていきます。日々の暮らしのなかで、このお時間を思い出し、おふたりとご家族のみなさまが温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。