Case #7

ママの花嫁姿

結婚式は、だれかに想いを伝えるために行なうものだと思います。改めてそう実感したのが、こちらのおふたりの結婚式でした。

ご入籍された年にお母様が他界。その後間もなくお腹のなかに第一子がいらっしゃることが分かりました。おふたりで協力しながら育児とお仕事を両立する日々。「結婚式をしない」と決めていたわけではありませんが、タイミングを失われていました。

 

心の片隅に引っかかっていた結婚式への思いが強くなったのは、お子さんの存在が大きかったそうです。特に、上の娘さんはドレスやきれいなものに目を輝かせるお年ごろ。母として、そして、女性として「ママの花嫁姿を見せてあげたい・残しておきたい」と思われるのはごく自然なことであり、とても共感できました。

そうした思いもあって、おふたりは「落ち着いた雰囲気の結婚式にしたい」とご希望でした。おふたりの年齢や雰囲気をふまえて、派手すぎず、上品な特別感のあるお衣裳やヘアメイク、会場装飾をご提案。お忙しい合間を縫いながらご準備を進め、息子さんの育休が終わる間際に挙式とパーティーを行いました。

 

ご親族のみの挙式は神社で厳かに。お子さんも無理なく参加できるよう、スタッフがサポートしました。

 

レストランで行なったパーティーには、親しいご友人やお仕事でお世話になっている方をご招待。お子さんのお披露目という意味合いもありましたので、会話が弾むようにアットホームで楽しい雰囲気にコーディネートしました。

 

 

おふたりはもちろんのこと、お子さんにとっても喜びがいっぱいの一日になったと思います。

いつの日か結婚するときがきたら、パパとママに負けないぐらい素敵な花婿さん・花嫁さんになってね。